ある鉄骨造の話
鉄骨造の根入れ深さは木造より深く簡易土留めなど必要になります、ユンボで掘り過ぎないように手元が誘導して床をさらいレベル杭を打ち、角スコップに力をいれ削るように平らにします。
砕石を敷き詰めバイブロランマーでよく回り、砕石を足しながらプレートランマーで平らにします。
レベル杭をチェックし捨てコンを打つ、アンカーがベースパックなどの場合柱の下は100㎜以上厚みが要りますし正確な位置だしも必要です、捨てコンは金ごてでならし墨を正確に出しスプレーでわかりやすく表示する、ベースパックなどのアンカーをセットしてから、外枠(ベース分)、配筋、鉄骨造の基礎配筋は重いものです、柱筋をいれながらウマを使い梁筋を作ります大仕事ですよ、出来れば耐圧盤の配筋ダブルになるので結構な本数です結束も腰が痛くなりそうなくらいです。
耐圧盤のレベルを梁のフープに出しテープ巻き、止水板などいれコンクリート打ち、梁の型枠、柱型スラブ枠が出来ればスラブの配筋です、スラブにしないでALCで床版にしたり下地を組む場合もあります。湿気はありますからここに予算がかけられればいいのですが。
立ち上がり基礎をつくるます、鉄骨工場では先行して原寸検査、テープあわせ、加工が進められています、コラム柱、ダイヤフラム、鉄骨屋さんのお兄さん溶接がうまくそりをけいさんしながら焼くそうです。加工が出来れば、搬入、立て方。柱を4本くらいたてて梁をつなぎ安定した形にしながら、事故の無いように進めます。下では梁にスプライス、ハイテンションをセッティングして上での作業が楽なようにし忙しいです。3階、4階程度の中小現場は1日で組める場合もあるし2日、規模によりますが、あっという間です、全員でボルトいれ、出来ればゆがみなおしワイヤーで引っ張ります。
あとは、本締め、シャーレンチも重いのでなかなか難儀、つり足場予算次第でかけます。昭和の時代はこのようにしましたが、今は安全対策をして時間をかけてくみますよね。
デッキプレートはQL、上田、水平ブレース不要ですから結構使いました、合成スラブでもスタッドあればデッキの位置に注意しなければいけません。デッキ留め溶接し、配筋、コンクリ硬化したら墨だします、レベルと壁芯1m帰り。外壁がALCかパネルか仕上げにより変わります.ALCは違う種類の工法もありますが、昭和の主流はアングルピースで固定するものでした、アングルで開口補強して上下は金物と継ぎ目に入れる鉄筋で固定します。施工図をちゃんとチェックしてください。現場では加工大変です、変更なければ早いです。出来ればアルミサッシをいれます、サッシ埋めを忘れずに左官屋さんの出番です、屋上のドレン防水、笠木などが同時に出来れば雨仕舞いができうまいです、耐火被覆はどうしますか、ケイカル、モルタル、吹き付け、法規どうりに仕上げも考え選択しますが、界壁があれば先行しないと二度手間です、
額縁、間仕切りドア枠、天井下地など、外壁はGLですか、下地ですかこのGL工法は安価な上早いのでどこでも使うのですが、リホームする側から見れば他の方法でやっていればありがたく思います。
床の下地は転がし根太はやりました、今は簡易システムが多いのでしょうがフロアー材はあまりぴたっとくっつけすぎないほどに、後でむくります建材は伸びちじみするんですよ、このことも経験から言えますが、一級建築士でも、大手の建設関連の偉い人でも知らないし、わからないで批評するものです。新しいボードを貼りビニールクロスきれいですね、新築はクロス貼りもぴたっと決まります。リホームでは下地にパテ多く、ボードも古いと表面の紙が破れます、リホームの際はお客様に見ていただくか、説明をしてどうするか必ず必要な説明責任でしょうね。器具付けドアつりでもうすぐ完成に近く、これでもまだやらなければいけないことたくさん。消防さんの検査が出来ればもう完成ですか。
今は建物の保障は当然、保険にも加入しており安心なわけです。
あねはしきから改善されたわけです、です、なにが言いたいか、大手でも現場の担当者次第で施工の状況はまったく違い、近隣対策や、打ち合わせの数、説明の状況ちがうんです。
個別に否定をしてはいませんが、そういう傾向があります、大事なお城作り上げるのは施主様ですしわからないから任せますはやめましょう。
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